2016年12月5日
隅っこ人形劇団ニッチの2016年公演「ふるえるえもの」が2016年12月2日(金)から4日(日)までの三日間、嶋屋喜兵衛商店で開催されました。
今回の公演では、宮沢賢治の短編小説「ビジタリアン大祭」を下敷きにアレンジした物語が上演されました。
躍動的な影絵から始まり、ディテールの細かい人形がたくさん現れ、バックミュージックはアナログな生演奏、背景となるセットもとても手が込んだものでした。人形劇と言いながらも、そこでは人も人形も空間も、そして音楽と照明、あらゆる要素が等価に溶け合い化学反応を起こしつつ、子どもから大人まで楽しめる場がつくり出されていました。
隅っこ人形劇団ニッチ 2016年公演
date 2016.12.2(fri)/3(sat)/4(sun)
venue 嶋屋喜兵衛商店
制作/出演:ニッチ
イルボン、エレコ、小田文子、坂本ミン、高橋かほり、土江田賀代、渡部真由美
音楽/よねだみちのぶ
照明/じゅんいち
宣伝美術/渡部真由美(イラストレーション)、横山雄(デザイン)
後援・協力/gallery yolcha
☆隅っこ人形劇団ニッチ
人形劇の経験がゼロだからこそ生まれる発想を頼りに、
ものづくりに対して真摯に向き合うメンバーが集結。
手作りでアナログにこだわったパフォーマンス作品を制作するべく、
2014年より活動を開始。
今までにガルシア・マルケスの短編小説を人形劇化した「のべおくりの巨人」や、
オリジナル劇「もぬけの食卓」を制作。
”人形劇”に秘められた可能性を感じつつ、
”人形劇”というかたちにとらわれることのない
独自のパフォーマンスを目指しています。